この投稿をInstagramで見る
プレミアリーグのクラブごとに異なる愛称や名称がありますが、サポーターたちもまた特有の呼び名で知られています。これらの愛称は、各ファンのアイデンティティと強く結びついています。この記事では、プレミアリーグの各クラブのサポーターがどのような愛称で呼ばれているのかを紹介し、それぞれの名称の背景にある歴史や文化について掘り下げていきます。
ポイント
- 各クラブサポーターの愛称と由来
- 愛称とクラブ文化の結びつき
- 愛称の地域的・歴史的背景
目次
プレミアリーグの各クラブのファン(サポーター)の愛称や名称は?
クラブ自体に愛称を持っているクラブはたくさんありますが、ファンにちゃんとした愛称がついているクラブの数は多くありません。私が調べたところによるとリバプール、アーセナル、トットナム、マンチェスターシティの4つのようです。
- リバプールサポーターの愛称は?
- アーセナルサポーターの愛称は?
- トットナムサポーターの愛称は?
- マンチェスターシティーサポーターの愛称は?
スポンサーリンク
リバプールサポーターの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
サッカーのファンといえば、それぞれのチームには特有の愛称がついています。リバプールFCのファンは、「コップ(Kop)」と呼ばれていますが、この愛称の由来はどのような背景があるのでしょうか。本文では、リバプールFCとそのファンに関連する「コップ」という言葉の意味や由来を簡潔に解説します。
「コップ」という言葉は、リバプールのホームスタジアム、アンフィールドにあるスタンド名「The Kop」に由来しています。この名前は、南アフリカのスピオンコップの戦いにちなんで名付けられたものです。1900年に行われたこの戦いでは、丘の形がスタジアムのスタンドに似ていることから、この名前がつけられました。このスタンドは、情熱的なファンが集まり、熱狂的な応援で知られる場所となっています。
また、「The Kop」スタンドは、試合中に「You'll Never Walk Alone」などの応援歌を歌うことで有名です。これは、リバプールFCとそのサポーターの強い絆を象徴しており、サッカー文化の一部として世界中で知られています。このように、リバプールのファン愛称「コップ」は、ただの呼称以上の意味を持っています。下記記事に詳細が書いてあるので是非ご覧ください。
ちなみにリバプールFC自体の愛称はレッズ。これはリバプールのユニフォームが赤色のためです。
アーセナルサポーターの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
アーセナルのサポーターは、一般的に「グーナー」と呼ばれています。この独特な愛称はどのようにして生まれ、何を意味しているのでしょうか。
「グーナー」という言葉は、アーセナルFCの愛称「ガナーズ(Gunners)」に由来しています。この愛称は、アーセナルの前身であるロイヤル・アーセナルが軍需工場の労働者によって設立されたことから、チーム名やマスコットに大砲が使用されていることに関連しています。これが「ガナーズ」という名前に影響を与え、「グーナー」というサポーターの愛称へと派生しました。
世界中のアーセナルサポーターが「グーナー」と自称することは一般的で、SNSやフォーラム、試合の観戦中でもこの呼び名が使われています。また、アーセナルファンは、クラブの歴史と伝統を深く尊重し、「ビューティフル・ゲーム」と呼ばれる美しいサッカースタイルを愛しており、その熱心さと忠誠心で知られています。
アーセナルのファンは、試合の分析やディスカッションを楽しむ知識豊富なコミュニティでもあり、オンラインや実際の試合での交流を通じてその絆を深めています。彼らは、たとえチームがタイトルから遠ざかっていても、その情熱を持続させ、チームへの忍耐強い支持を続けています。
下記リンクに詳細が書いてあるのでご覧ください
トットナムサポーターの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
トットナム・ホットスパーFCのサポーターは、「スパーズ」として知られていますが、特有の歴史的経緯により、「イーズ(Yids)」と自称することもあります。この呼称は、もともとユダヤ人コミュニティの強い北ロンドン地域にクラブが位置していることに由来します。過去には敵対的なファンから侮蔑的な意味で使われた「イード」を、トットナムのファンたちは逆に誇りの象徴として採用しました。
この愛称は、トットナムサポーターの間で広く受け入れられており、彼らは「イード・アーミー」と呼ばれることを誇りに感じています。ただし、この用語の使用は外部からの批判も多く、人種差〇を助長するとの懸念から、サッカー協会や反人種差〇団体から自制を求められています。
一方で、トットナムのファンは多様で、スポーツ界やエンターテインメント業界の著名人も多く支持しています。例えば、NBAのスティーブ・ナッシュや水泳のイアン・ソープ、ロックバンドColdplayのジョニー・バックランド、俳優のジュード・ロウ、そして歌手のアデルなどがファンであることが知られています。
マンチェスターシティーサポーターの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
マンチェスター・シティFCのサポーターは、「シチズンズ(Cityzens)」と称されています。この呼称は、クラブ名「マンチェスター・シティ」にちなみ、市民を意味する英語「Citizens」をもじったものです。
マンチェスター・シティは、1880年に設立され、長い歴史を持つサッカークラブです。特に2008年以降、アブダビの投資グループによる買収後は、強豪クラブとしての地位を築き上げました。その結果、プレミアリーグでの成功はもとより、国際的な大会でも注目されるようになりました。
クラブのサポーターは地元マンチェスターはもちろん、世界中に広がっています。特に著名なサポーターには、ロックバンド「オアシス」のギャラガー兄弟がおり、彼らはクラブを公然と支持しています。また、サポーターたちは、しばしば「シチズンズ」としてクラブの象徴的なスカイブルーのカラーを身に着け、試合で一体感を示します。
プレミアリーグの各クラブのファン(サポーター)の愛称や名称は?:各クラブの愛称
サポーターに愛称がつけられることはあまり多くないもののプレミアリーグの各クラブ自体にはしっかりと愛称があります。BIG6でサポーターの愛称があるクラブはリバプール、アーセナル、トットナム、マンチェスターシティの4つあり、マンチェスターユナイテッド、チェルシーは愛称がありません。 しかしクラブ自体の愛称は持っています。
- マンチェスターユナイテッドの愛称は?
- チェルシーFCの愛称は?
- ブライトンFCの愛称は?
- プレアミアリーグ各チームの愛称一覧
- プレミアリーグの各クラブのファン(サポーター)の愛称や名称は?まとめ
スポンサーリンク
マンチェスターユナイテッドの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
マンチェスターユナイテッドは、サッカーファンやメディアに「レッドデビルズ」として知られています。この愛称は、チームのユニフォームが赤いことと、彼らの勝負強さから来ており、クラブの象徴的な存在感と戦闘的なイメージを反映しています。
1878年に設立されたマンチェスターユナイテッドは、世界中に広大なファンベースを持ち、特に2012年にはその数が約6億5900万人に達すると報告されています。これは、スポーツチームとしては最大級の支持を受けていることを示しています。
多くの著名人もファンがおり、例えばロックバンド「ストーン・ローゼズ」や「シンプリー・レッド」のミック・ハックネルなどが熱心なサポーターです。また、プロレスラーのレイ・ミステリオやゴルファーのローリー・マキロイなど、多岐にわたる分野のセレブリティがマンチェスターユナイテッドのファンであることで知られています。
ユニフォームに関しては、創立時は白シャツに青パンツでしたが、1902年に赤を基調としたデザインに変更されました。これが「レッドデビルズ」という愛称とも一致しています。現在のエンブレムにはマンチェスター市の紋章を模した帆船が描かれており、さらには赤い悪魔の姿も加わっています。
下記にレッドデビルズついて詳細をしめした記事があるのでご覧ください。
チェルシーFCの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
ロンドンをホームタウンに持つチェルシーFCは、その美しいチームカラーから「The Blues(ブルーズ)」という愛称で広く知られています。この愛称は、クラブの象徴である青色のユニフォームに由来しており、チームのアイデンティティと深く関連しています。
チェルシーFCは1905年に設立され、長らくイングランドのサッカーシーンで活動してきました。特に2003年にロシアの実業家、ロマン・アブラモビッチがオーナーに就任してからは、その豊富な資金力を背景に国内外での多くの成功を収めてきました。プレミアリーグでは数回の優勝を果たすなど、一流クラブとしての地位を確立しています。
クラブはロンドンの西部、高級住宅地に位置するスタンフォード・ブリッジをホームスタジアムとしています。この立地からも、チェルシーFCのサポーターは伝統的に富裕層や政治家といった上流階級に多いとされています。また、チェルシーは国際的な舞台でも成功を収めており、チャンピオンズリーグでの優勝も経験しています。
チェルシーのサポーターとしては、クラブが時に「ヒール」と見なされることもありますが、それがまた特有の魅力となっている部分もあります。
チェルシーサポーターの愛称についてもっと知りたい方は下記の記事をご覧ください
ブライトンFCの愛称は?
この投稿をInstagramで見る
日本代表の三苫選手が所属しているブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは、そのチームカラーから「ブルーズ」と呼ばれることもありますが、より一般的な愛称は「シーガルズ(The Seagulls)」です。この愛称は、英語でカモメを意味し、チームのエンブレムにもカモメが描かれています。
ブライトン市はイギリス南部の海辺の町で、カモメが非常に多いことで知られています。そのため、カモメはただのチームシンボル以上の意味を持ち、地元ブライトンの自然環境を象徴する存在となっています。市内を歩けば、その数の多さに驚かされるかもしれません。
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは1901年に創設された歴史あるクラブで、プレミアリーグに所属しています。ホームスタジアムはアメックス・スタジアムで、約30,750人のファンを収容します。チームは2017年にプレミアリーグに昇格し、以降、イギリス国内外の多くのクラブと競い合っています。
ブライトンのライバルはクリスタル・パレスで、両チームの対戦は「M23ダービー」または「A23ダービー」と呼ばれ、激しい戦いが繰り広げられます。このダービーマッチは、南ロンドンとブライトンを結ぶ道路にちなんで名付けられました。
カモメの愛称は、地元ブライトンに根ざしたクラブのアイデンティティを色濃く反映しており、サポーターにとっても誇りの源です。そのかわいらしいエンブレムと愛称が、ファンに愛され続ける理由の一つと言えるでしょう。
プレアミアリーグ各チームの愛称一覧
以下プレミアリーグの愛称を一覧にしたものです
プレミアリーグのチーム名 | 愛称 |
アーセナル | The Gunners |
アストン・ヴィラ | The Villans |
ボーンマス | The Cherries |
ブレントフォード | The Bees |
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン | The Seagulls |
バーンリー | The Clarets |
チェルシー | The Blues |
クリスタル・パレス | The Eagles |
エヴァートン | The Toffees |
フルハム | The Cottagers |
リーズ・ユナイテッド | The Whites |
レスター・シティ | The Foxes |
リヴァプール | The Reds |
マンチェスター・シティ | The Citizens |
マンチェスター・ユナイテッド | The Red Devils |
ニューカッスル・ユナイテッド | The Magpies |
ノリッジ・シティ | The Canaries |
シェフィールド・ユナイテッド | The Blades |
サウサンプトン | The Saints |
トッテナム・ホットスパー | The Spurs |
ワトフォード | The Hornets |
ウェストハム・ユナイテッド | The Hammers |
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ | The Wolves |
プレミアリーグの各クラブのファン(サポーター)の愛称や名称は?まとめ
- プレミアリーグのサポーターには特定の愛称がつけられている場合がある
- リバプールのファンは「コップ」と呼ばれる
- 「コップ」はアンフィールドのスタンド名「The Kop」に由来する
- 「The Kop」は南アフリカのスピオンコップの戦いにちなんで名付けられた
- アーセナルのサポーターは「グーナー」と呼ばれる
- 「グーナー」の名称は「ガナーズ」(Gunners)から派生する
- トットナムのサポーターは「イーズ(Yids)」とも自称する
- 「イーズ」はユダヤ人コミュニティの強い北ロンドンに由来する
- マンチェスターシティのファンは「シチズンズ(Cityzens)」と称される
- 「シチズンズ」はクラブ名「マンチェスター・シティ」をもじったもの
- マンチェスターユナイテッドの愛称は「レッドデビルズ」
- チェルシーFCは「The Blues(ブルーズ)」として知られる
- ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの愛称は「シーガルズ(The Seagulls)」
- プレミアリーグのクラブ自体には愛称が多いが、サポーターの愛称は限定的
- マンチェスターユナイテッド、チェルシーにサポーターの愛称はない
- サポーター愛称があるのはリバプール、アーセナル、トットナム、マンチェスターシティの4つのクラブである
- サポーターの愛称はそのクラブの文化や歴史、地理的な背景に深く関連している